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ドローン国家資格 一等と二等の違い|費用・難易度・できることを登録講習機関が比較

ドローン国家資格一等と二等の違い
目次

ドローンの国家資格(無人航空機操縦者技能証明)には「一等」と「二等」の2つがあります。どちらを取ればいいのか、費用はいくら違うのか、難易度はどれくらい違うのか——これから取得を考える方が最初につまずくポイントです。

この記事では、長野県松本市の登録講習機関(登録番号:T0528001)であるアソラボドローンスクール(株式会社ASOLAB.)が、一等と二等の違いを「できること・費用・難易度・制度」に分けて整理します。教則第5版(令和8年7月7日)に準拠した最新の内容です。

この記事の結論(お急ぎの方向け)

  • 決定的な違いは「カテゴリーⅢ飛行に必要な資格かどうか」。一等は第三者上空で行うカテゴリーⅢ飛行に必要。カテゴリーⅢには、有人地帯での目視外飛行であるレベル4飛行などが含まれる
  • 費用は一般に一等のほうが高く、初学者向けの最低講習時間も長い
  • 学科試験で合格に最低限必要な正答率は、一等が90%程度、二等が80%程度。一等は70問・75分、二等は50問・30分
  • カテゴリーⅢ飛行を予定していないなら、二等が有力な選択肢。ただし、資格を取得せずに飛行許可・承認を受ける方法もあるため、予定する飛行と機体認証の有無から判断する

ドローン国家資格 一等と二等の違い

比較項目一等無人航空機操縦士二等無人航空機操縦士
対応する飛行カテゴリーⅢ飛行に必要
(カテゴリーⅡにも利用可)
カテゴリーⅡ飛行に対応
第三者の上空カテゴリーⅢ飛行に必要な条件の一つ
(第一種機体認証・許可承認等も必要)
カテゴリーⅢ飛行には対応しない
立入管理措置講じないカテゴリーⅢ飛行に必要講じて行うカテゴリーⅡ飛行に対応
機体認証との関係カテゴリーⅢ飛行では第一種機体認証が必要カテゴリーⅡB飛行を許可・承認不要にする場合は第二種以上の機体認証が必要
機体認証の有効期間第一種:1年第二種:3年
技能証明の有効期間3年3年
学科試験の問題数70問50問
学科試験の時間75分30分
学科の合格基準最低限必要な正答率 90%程度最低限必要な正答率 80%程度
受験料(学科・非課税)9,900円8,800円
受験資格16歳以上16歳以上
出典:国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版)」3.1.2(2)4)、3.1.2(2)5)、3.1.2(5)ほか。学科試験手数料は指定試験機関の公表額(非課税)。カテゴリーⅡ飛行は、技能証明や機体認証がなくても、必要な許可・承認を受けることで実施できる場合があります。

違い①:できること(カテゴリーⅢ飛行に対応するかどうか)

ドローン飛行のカテゴリーの違い

一等と二等の最も根本的な違いは、対応する「カテゴリー飛行」が異なる点です。ここを理解できるとシンプルに考えられます。

カテゴリーⅡとカテゴリーⅢの違い

特定飛行は、飛行経路下において第三者の立入りを管理する措置(立入管理措置)を講じるかどうかで、次のように区分されます。

区分内容技能証明の位置づけ
カテゴリーⅡ飛行立入管理措置を講じて行う特定飛行技能証明がなくても、必要な許可・承認を受ければ実施できる場合がある。一定のカテゴリーⅡB飛行を許可・承認不要にする場合は、二等以上の技能証明などが必要
カテゴリーⅢ飛行立入管理措置を講じないで行う第三者上空での特定飛行。有人地帯での目視外飛行であるレベル4飛行などが含まれる一等が必要
カテゴリー区分と飛行レベルの区分は、厳密には一致しない場合があります。

二等は、立入管理措置を講じて行うカテゴリーⅡ飛行に対応する技能証明です。一定のカテゴリーⅡB飛行では、二等以上の技能証明、第二種以上の機体認証、安全確保措置などをそろえることで、飛行の許可・承認を不要にできます。一方、一等は第三者上空で行うカテゴリーⅢ飛行に必要となる唯一の技能証明ですが、一等を取得しただけで飛行できるわけではありません。

一等があっても「資格だけ」では飛ばせない

ここは誤解されやすい点です。カテゴリーⅢ飛行を行うには、一等の技能証明に加えて次の2つが必要になります。

  1. 第一種機体認証を受けた機体を使用すること
  2. あらかじめ運航管理の方法について国土交通大臣の審査を受け、飛行の許可・承認を受けること

一等を取っただけでは、すぐに第三者上空を飛ばせるようになるわけではありません。機体側(第一種機体認証)と運航体制側(国土交通大臣による許可・承認)の両方がそろって初めてカテゴリーⅢ飛行が成立します。第一種機体認証の有効期間は1年(第二種は3年)と短いため、カテゴリーⅢ運航を継続する場合は更新に伴うコストも見込んでおく必要があります。

根拠:教則 3.1.2(2)4)、3.1.2(2)5)

二等で許可・承認を不要にできる場合

二等を取得しただけで、直ちに飛行許可・承認が不要になるわけではありません。次の条件をすべて満たすカテゴリーⅡB飛行では、飛行の許可・承認を不要にできます

  • 飛行経路下に立入管理措置を講じること
  • 飛行させる無人航空機の総重量が25kg未満であること
  • 操縦者が二等以上の技能証明を受けていること
  • 機体が第二種以上の機体認証を受けていること
  • 飛行マニュアルの作成・遵守など、法令で定める安全確保措置を講じること
  • 夜間飛行・目視外飛行を行う場合は、技能証明の該当する限定を変更していること

対象となる主な飛行は次のとおりです。

  • 人口集中地区(DID)の上空での飛行
  • 夜間飛行
  • 目視外飛行
  • 人または物件から30m未満の距離での飛行

一方、空港周辺、高度150m以上、催し場所上空、危険物輸送、物件投下、総重量25kg以上の飛行はカテゴリーⅡAに該当し、技能証明と機体認証があっても許可・承認が必要です。

空撮・点検・測量など、立入管理措置を講じて行う業務では二等が選択肢になりやすい一方、第二種機体認証を利用しない運用では、従来どおり飛行許可・承認を取得して飛行する方法もあります。資格の要否は、実際の飛行内容と使用機体から判断することが重要です。

違い②:費用はどれくらい違う?

ドローン国家資格費用の違い

取得費用には、登録講習機関の講習費用、指定試験機関の学科試験・身体検査の手数料、技能証明書の交付手数料などがあります。一等では、これに登録免許税が加わります。登録講習機関を利用せず指定試験機関で実地試験を受ける場合は、実地試験手数料も必要です。

受験料の違い

試験一等二等
学科試験(CBT)9,900円8,800円
いずれも非課税。学科試験はCBT方式で実施されます。金額や支払い方法は変更される場合があるため、申し込み前に指定試験機関の公式サイトで最新の案内をご確認ください。

学科試験手数料の差は1,100円ですが、実際の負担差は講習費用で大きく開きます。なお、学科試験以外にも次の公的費用が必要です。

費用項目一等二等
身体検査(書類での受検)5,200円5,200円
身体検査(会場での受検)19,900円19,900円
技能証明書の新規交付手数料3,000円3,000円
登録免許税3,000円不要
身体検査は書類受検または会場受検のいずれか。身体検査手数料は非課税。医師の診断書を利用する場合は、医療機関の費用が別途かかることがあります。

スクール(登録講習機関)の費用

登録講習機関で所定の講習を修了すると、実地試験が免除になります(修了審査への合格が条件)。ここで費用の差が最も大きく出ます。

参考として、アソラボドローンスクールの二等コースの料金は以下のとおりです(すべて税込)。

コース初学者
(民間資格なし)
経験者
(当校卒業生)
経験者
(その他)
基本286,000円121,000円132,000円
目視内セット
(目視外飛行が可能に)
330,000円165,000円176,000円
目視内・昼間セット
(目視外・夜間飛行が可能に)
374,000円209,000円220,000円
アソラボドローンスクール(長野県松本市)の二等国家資格コース料金。税込。

アソラボドローンスクールでは、当校所定の要件を満たす方を経験者コースの対象としています。上記料金では、経験者コースは初学者コースの半額以下です。ただし、国は初学者・経験者の一律の定義を設けておらず、民間資格の保有者や飛行経験のある方が経験者に該当するかは各登録講習機関が判断します。受講前に対象条件をご確認ください。

一等コースの料金:アソラボドローンスクールは一等コースにも対応しています。一等は、特に初学者向けの法定最低講習時間が二等より長く、一般に講習費用も高くなります。経験区分、限定変更の内容、保有資格などによって金額が異なるため、具体的な料金はお問い合わせください。

「限定変更」で費用が変わる

技能証明には限定という仕組みがあり、限定されている範囲を超えて飛ばすには「限定変更」が必要です。限定は次の2種類に分かれます。

限定の種類区分
無人航空機の種類
(6種類)
回転翼航空機(マルチローター)/回転翼航空機(ヘリコプター)/飛行機 の3系統 × 重量制限なし・最大離陸重量25kg未満
飛行の方法
(3種類)
昼間(日中)飛行・目視内飛行/昼間(日中)飛行/目視内飛行
出典:教則 3.1.2(5)1)

基本の技能証明は「昼間・目視内・最大離陸重量25kg未満」の範囲となるため、夜間飛行や目視外飛行を技能証明の範囲内で行いたい場合は、該当する限定変更が必要です。上の料金表で「目視内セット」「目視内・昼間セット」と分かれているのはこのためです。これは一等・二等に共通の仕組みです。なお、許可・承認を受けて飛行する場合は、技能証明の限定外であっても飛行できる場合があります。

二等から一等へのステップアップ費用

初学者・経験者の定義は全国一律ではなく、各登録講習機関が判断します。アソラボドローンスクールでは、当校所定の要件を満たす二等取得者について、一等の経験者コースをご案内できる場合があります。その場合、一等を初学者として受講するより講習時間・費用を抑えられます。

ただし、二等と一等の両方の取得費用を合計すると、最初から一等を目指す場合より総額が高くなる可能性もあります。カテゴリーⅢ飛行を近く予定している方は最初から一等、当面はカテゴリーⅡ飛行が中心の方は二等から、というように、予定する運用から判断してください。

違い③:難易度・合格率はどれくらい違う?

ドローン国家資格難易度の違い

学科試験の難易度

項目一等二等
問題数70問50問
試験時間75分30分
出題形式三肢択一式(CBT)三肢択一式(CBT)
合格基準最低限必要な正答率 90%程度最低限必要な正答率 80%程度
誤答できる数の目安7問程度10問程度

数字で見ると、一等の「最低限必要な正答率90%程度」が大きな壁です。単純計算では70問中の誤答は7問程度が目安となるため、「なんとなく分かる」レベルでは届きません。なお、問題改定後の合格基準は同等の難易度になるよう統計的に設定され、必要な正答率が多少変動する可能性があります。

一方で二等は、1問あたりの持ち時間が36秒(30分÷50問)と短い点に注意が必要です。合格基準は一等より緩いものの、迷わず即答できる状態まで反復しておくことが求められます。

出題範囲の違い

学科試験の出題範囲は、いずれも国土交通省の「無人航空機の飛行の安全に関する教則」です。一等は二等の範囲に加えて、教則中に〔一等〕と記載された項目が上乗せされます。

  • 飛行性能の基本的な計算(重量・速度・電力など)
  • カテゴリーⅢ飛行における運航管理体制
  • SORAを参考に作成されたガイドラインによるリスク評価の考え方
  • 電波・通信に関する計算

一等の学習範囲には飛行性能や電波・通信に関する計算が含まれることが、二等との体感的な難易度差になりやすい部分です。二等相当の共通範囲を固めてから、一等の追加論点に取り組む学習順は効率的です。

合格率は公表されている?

指定試験機関から公式な合格率は公表されていません。ネット上には様々な数字が出回っていますが、いずれも推定された値です。

指定試験機関が公表しているのは、試験開始当初に合格へ最低限必要とされた正答率が一等90%程度・二等80%程度であることです。問題改定後は同等の基準となるよう調整されるため、必要な正答率が多少変動する場合があります。「受ければ受かる試験」ではないため、合格率の噂を探すより、教則に沿った演習量を確保するほうが確実です。

違い④:制度上の違い(機体認証・有効期間・更新)

ドローン国家資格の有効期間や更新について
項目一等二等
対応する機体認証第一種機体認証第二種機体認証
機体認証の有効期間1年3年
技能証明の有効期間3年3年
更新の申請時期有効期間が満了する日の6か月前から1か月前までの間
更新講習登録更新講習機関の講習を、申請日以前3か月以内に修了
出典:教則 3.1.2(2)4)、3.1.2(5)3)(教則第5版)

更新申請期間は教則第5版で見直されました。現在は「有効期間が満了する日の6か月前から1か月前までの間」に更新申請を行う必要があります。更新講習は申請日以前3か月以内に修了しなければならないため、満了直前ではなく余裕をもって手続きを進めてください。

維持コストの観点では、カテゴリーⅢ飛行に使用する第一種機体認証の有効期間が1年である点が効いてきます。同じ機体でカテゴリーⅢ運航を継続する場合は、機体認証の更新に伴う費用や手間をランニングコストとして見込んでおきましょう。

国家資格と民間資格は何が違う?

「民間資格を持っているが、国家資格も必要か」というご相談は非常に多くいただきます。

項目国家資格(一等・二等)民間資格
カテゴリーⅢ飛行一等に加え、第一種機体認証・許可承認等が必要民間資格のみでは不可
特定飛行の許可・承認一定のカテゴリーⅡB飛行は、機体認証・安全確保措置等の条件を満たせば不要民間資格のみでは不要にならない
指定試験機関の実地試験登録講習機関の講習を修了し、修了審査に合格すれば免除民間資格の保有だけでは免除されない
法的な位置づけ航空法に基づく国の証明民間団体による技能の証明

民間資格は無駄になるとは限りません。初学者・経験者の定義は各登録講習機関が定めるため、民間資格の保有者が経験者コースの対象となる可能性があります。アソラボドローンスクールでは、当校所定の条件を満たす方に経験者コースをご案内しており、前掲の料金表では初学者コースとの差が10万円以上あります。

「ドローン国家資格は意味ない」と言われる理由

検索していると「国家資格は意味ない」という意見も見かけます。登録講習機関の立場から、この論点を正直に整理します。

「意味ない」と言われる根拠

  • 資格がなくてもドローンは飛ばせる — 特定飛行に該当しなければ、そもそも資格は不要
  • 包括申請でも同じことができる場合がある — 二等の範囲は、飛行許可・承認の申請でも対応できるケースがある
  • 費用が高い — 初学者で二等でも30万円前後の投資になる

それでも取る価値があるケース

  • 一定のカテゴリーⅡB飛行で申請を不要にしたい — 技能証明に加えて機体認証・安全確保措置等をそろえることで、対象飛行の許可・承認を不要にできる
  • 国家資格を要件とする案件に対応したい — 発注仕様や社内基準で技能証明の保有が求められる場合に対応できる
  • カテゴリーⅢ飛行が視野にある — 操縦者の技能証明としては一等が必須となる
  • 体系的に安全知識を身につけたい — 教則は安全運航の基礎として実務でも役立つ

逆に言えば、趣味で特定飛行をしない範囲であれば、急いで取る必要はありません。まず自分の飛行が特定飛行に該当するかを確認するところから始めるのが正しい順序です。

結局、一等と二等どちらを取るべき?

二等が向いている方

  • 空撮・点検・測量など、立入管理措置を講じて行える業務が中心
  • 人口集中地区・夜間・目視外などの一定のカテゴリーⅡB飛行で、機体認証等の条件もそろえて許可・承認を不要にしたい
  • まず国家資格を1つ取得して、業務の幅を広げたい
  • 費用と期間を抑えたい

一等が必要な方

  • 第三者上空でカテゴリーⅢ飛行を行う具体的な計画がある
  • 物流・インフラ点検など、立入管理が現実的でない現場で運用する
  • 第一種機体認証機を保有・導入する計画がある

カテゴリーⅢ飛行の具体的な予定がなければ、二等から検討する方法があります。二等と一等には共通する学習範囲が多く、二等相当の基礎は一等の学習にも生かせます。ただし、二等取得者を一等の経験者コースの対象とするかは登録講習機関ごとの判断であり、二等と一等の総費用が最初から一等を取る場合より安くなるとは限りません。

取得までの流れ(一等・二等 共通)

ドローン国家資格取得の流れ
  1. DIPS2.0で技能証明申請者番号を取得(無料・本人確認に数日かかる場合あり)
  2. 登録講習機関で講習を受講(修了審査に合格すると実地試験が免除)
  3. 学科試験を受験(ClassNKで申込 → プロメトリックで会場予約・受験)
  4. 身体検査
  5. 技能証明の交付申請

学科試験の申し込み手順は、システムを3つ行き来するため分かりにくい部分があります。詳しくは「ドローン学科試験の申し込みは2サイト 流れと違いを図解で解説」で手順ごとに解説しています。

初めて取得する等級の学科試験は、登録講習機関を修了しても免除されない

ここは必ず押さえてください。初めて一等または二等の技能証明を取得する場合、登録講習機関の修了によって免除されるのは指定試験機関の実地試験であり、学科試験は免除されません。スクールの学科講習を受けた場合でも、指定試験機関の学科試験に合格する必要があります。

学科試験の公式な過去問は公表されていませんが、国土交通省から一等・二等のサンプル問題が公開されています。学科試験は教則に準拠して出題されるため、効率よく進めるなら、問題を解きながら教則の該当箇所を確認する方法が有効です。

アソラボドローンスクールが運営する学科試験対策アプリドロスタでは、教則第5版に準拠した問題を本試験と同じ三肢択一式で演習できます。二等・一等共通の「共通問題」と、一等で追加になる論点だけを集めた「一等専用問題」が別セットになっているため、受験する等級に合わせて無駄なく学習できます

  • すべての解説に根拠となる教則の章番号を明記
  • 間違えた問題を優先出題するスマート学習
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よくある質問(FAQ)

ドローン国家資格の二等は難しいですか?

試験開始当初に合格へ最低限必要とされた正答率は80%程度で、50問中40問程度が目安です。問題改定後は必要な正答率が多少変動する場合があります。試験時間は30分と短く、1問あたり平均約36秒のため、迷わず答えられる状態まで反復しておく必要があります。「無勉強で受かる試験」ではありません。

一等は難しいですか?

試験開始当初に合格へ最低限必要とされた正答率は90%程度で、70問中63問程度が目安です。問題改定後は必要な正答率が多少変動する場合があります。加えて、一等の学習範囲には飛行性能や電波・通信に関する計算が含まれ、実地試験の要求水準も二等より高くなります。

二等から一等への変更費用はいくらですか?

初学者・経験者の定義は登録講習機関ごとに異なります。アソラボドローンスクールでは、当校所定の要件を満たす二等取得者について、一等の経験者コースをご案内できる場合があります。具体的な金額は限定変更などのコース内容によって異なるため、お問い合わせください。なお、一等を新たに取得するには一等学科試験の受験が必要で、手数料は9,900円(非課税)です。

二等資格を取るメリットは?

二等以上の技能証明、第二種以上の機体認証、立入管理措置、安全確保措置などの条件をすべて満たすと、総重量25kg未満の人口集中地区上空・夜間・目視外・人または物件から30m未満の飛行について、許可・承認を不要にできる場合があります。二等資格だけでは申請不要にならない点に注意してください。

一等と二等、どちらから受けるべきですか?

カテゴリーⅢ飛行を当面予定していないのであれば、二等から検討する方法があります。二等と一等には共通する学習範囲が多いため、二等相当の基礎は一等の学習にも生かせます。一方、カテゴリーⅢ飛行の具体的な計画がある場合は、二等を経ずに一等を目指すほうが総費用を抑えられる可能性があります。

技能証明に有効期限はありますか?

一等・二等ともに有効期間は3年です。更新するには、登録更新講習機関の更新講習を申請日以前3か月以内に修了したうえで、有効期間が満了する日の6か月前から1か月前までの間に申請する必要があります。教則第5版では、この更新申請期間が見直されています。

何歳から受験できますか?

一等・二等ともに16歳以上であることが要件です(教則 3.1.2(5)3))。

まとめ

  • 一等と二等の決定的な違いは、一等がカテゴリーⅢ飛行に必要な技能証明であること。カテゴリーⅢにはレベル4飛行などが含まれるが、カテゴリー区分とレベル区分は厳密には一致しない場合がある
  • カテゴリーⅢ飛行は、一等だけでなく第一種機体認証+運航管理の許可・承認などがそろって初めて成立する
  • 学科試験で合格に最低限必要な正答率は一等が90%程度・二等が80%程度。一等の学習範囲には計算が含まれる
  • 費用は講習費用で大きく差がつく。民間資格保有者等が経験者コースに該当するかは、各登録講習機関の判断
  • カテゴリーⅢ飛行の予定がなければ二等が有力。ただし、資格を取得せず許可・承認を受ける方法や、将来の運用を含めて判断する

アソラボドローンスクール(株式会社ASOLAB./登録番号 T0528001)は、長野県松本市で二等・一等の国家資格コースを開講しています。空撮・点検・測量の実務に携わるプロパイロットが基本的にマンツーマンで指導するため、資格取得後の業務活用まで見据えた学習が可能です。おかげさまで71名の受講生を輩出しています(2025年5月時点)。

「自分の業務なら一等・二等どちらが必要か」というご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

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本記事は2026年8月時点の情報をもとに、国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第5版・令和8年7月7日)」および指定試験機関の公開情報をもとに作成しています。受験料・手続き・制度の最新状況は、国土交通省および指定試験機関(一般財団法人日本海事協会)の公式ページをあわせてご確認ください。