KDDIスマートドローン株式会社は、
デジタル庁と三菱総合研究所の支援を受け、
ドローン、AI、Starlinkを駆使した自然環境調査の実証事業を開始しました。
このプロジェクトは、
自然保護と管理の新たなアプローチを模索するものです。
主要な取り組みには、
吉野熊野国立公園と知床国立公園での
StarlinkとAIを利用した野生動物の生息状況調査が含まれます。
この調査は、
ニホンジカやヒグマなどの動物の生育状況を把握し、
重要な環境保全データを提供することを目指しています。
また、国立公園の土地利用と景観調査では、
ドローンとAI技術を用いて、公園の利用状況や自然の美しさを効率的に監視します。
さらに、4G LTEを介した遠隔操作が可能なスマートドローンを使用し、
動植物の生息・生育状態の調査を効率化します。
特に、厚岸霧多布昆布森国定公園や瀬戸内海国立公園での水鳥や海浜植物の調査において、
この技術の効果が期待されています。
収集したデータを分析し、
環境の変化を自動的に検出し、
可視化することも計画されています。
また、大分県の特別保護樹林に焦点を当てた調査では、
ドローンを用いて樹木の詳細なデータを収集し、
保全活動に貢献することを目指しています。
このプロジェクトは、
デジタル技術と環境保全の融合により、
自然環境の保護と管理を新たなレベルへと引き上げることを目指しています。
参考記事
https://www.drone.jp/news/2023121318501177959.html
画像(www.drone.jp)