飛島建設は、難アクセスの山奥の工事現場における監視手段として、
SpaceXの低軌道衛星通信システム「Starlink」と
ドローンの組み合わせを導入することを発表しました。
この先進的手法は、作業効率の向上とともに、
現場の安全性の強化を目的としています。
過去、土木・建設現場、
特に山奥での通信は多くの課題を抱えていました。
通信インフラの制限から、
リアルタイムでの監視や通信が難しく、
効率的な作業進行や緊急時の対応が難しい状況でした。
しかし、Starlinkの低軌道衛星通信を導入することで、
これらの問題が大きく軽減される見込みです。
新型コロナウイルスの影響で、
遠隔での現場確認や作業進行の指示など、
遠隔臨場のニーズが高まってきています。
この背景から、Starlinkとドローンを組み合わせることで、
高品質な映像をリアルタイムで送受信することが可能となり、
より効率的な工事進行が期待されます。
飛島建設技術研究所の勝部峻太郎研究員によると、
Starlinkの導入により、
従来考えられなかったような大容量のデータ通信が、
現実的なコストで実現可能となる。
また、ドローンを利用すれば、
人の手が届かない場所や危険な場所でも、
安全かつ効率的に現場の様子を把握することができるとのこと。
この新たな取り組みは、
建設業界におけるデジタル変革の一例として注目されています。
特に、Starlinkとドローンの組み合わせは、
業界における新しい通信手法のスタンダードとなる可能性があり、
その影響と展開に関して業界内外からの関心が高まっています。
参考記事https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02623/102700005/
画像(xtech.nikkei.com)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02623/102700005/