クリスマスドローンショーで7歳男児が重傷、フロリダ州オーランドで事故発生
2024年12月21日、米フロリダ州オーランドで開催されたクリスマスドローンショーで、
複数の小型ドローンが墜落する事故が発生し、観客席にいた7歳の男児が直撃を受けました。
同男児は重傷を負い、病院で緊急心臓手術を受けています。
米連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)は、
この事故の原因について調査を開始しました。
事故の詳細
事故は午後6時45分ごろ、
湖上で行われたクリスマスのイルミネーションショー中に発生しました。
ライトアップされたドローンが編隊を組み、
白鳥やサンタクロースなどを描き出していましたが、
一部のドローンが衝突し、観客エリアに墜落しました。
オーランド消防局によると、墜落したドローンのうち1機が男児を直撃。
男児は胸部を強打し、心臓弁に損傷を負いました。
また、ドローンの回転翼による顔の切り傷も確認されています。
家族の証言と男児の状態
男児の母親は「突然の出来事で何が起きたのか分からなかった」と語り、
娘が血を流して倒れる弟を発見したと話しています。
現在、男児は術後の回復を続けていますが、
重傷を負った影響で長期的なケアが必要になる可能性があります。
運営会社と今後の対応
このショーを運営していたのは、テキサス州の「スカイ・エレメント・ドローン社」。
同社はオーランド市と契約を結び、今回のショーは2回目の開催でした。
事故を受け、同社は声明で「関係各所と協力し、事故原因の徹底的な調査を行います」と発表しました。
一方、同社が実施予定だったテキサス州オースティンでの年末ドローンショーは、
中止が決定されました。
地元当局は、安全性を最優先とし、今後の開催を再検討するとしています。
ドローンショーの安全性に関する議論
今回の事故を受け、ドローンショーの安全基準やリスク管理に対する注目が集まっています。
FAAや関連企業は、イベントの安全性向上に向けた取り組みを求められることになりそうです。
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