2023年元日に発生した能登半島地震は富山県に最大震度5強の揺れをもたらし、
わずか3分後には津波が富山湾を襲いました。
この自然災害の背後にある海底地滑りの痕跡をFNNが撮影した水中ドローンの映像が明らかにしました。
深さ約300メートルの海底で撮影されたこの映像は地震後の海底の状態を詳細に記録しており、
科学的研究において非常に価値が高いものとされています。
映像には、
角ばった石が広がる生命の少ない海底と、
津波を引き起こしたとみられる階段状の段差が捉えられています。
富山大学の立石良准教授は、
これらの映像が示す海底地形の特徴について、
地震と海底地滑りの関係を解明する上での重要性を強調しています。
この地震と津波の事例は、
地震発生から2カ月以上経過した現在も、
被災地の復興に向けた努力が続いています。
特に、
液状化現象で甚大な被害を受けた石川県内灘町では、
1463棟の住宅が全半壊し、
多くの住民が避難生活を余儀なくされました。
しかし、
希望の光も見え始めており、
避難していた住民が新たに完成した仮設住宅に移り住むことが始まっています。
この記事は、
能登半島地震とその後の富山湾の海底地滑りによる津波の原因を探るとともに、
被災地の現状と復興への道のりを伝えるものです。
地震研究、
津波の予防策、
そして災害復興の取り組みに関心のある方々にとって、
貴重な情報源となるでしょう。
参考記事・動画