世界中で、
災害や緊急事態に迅速に対応するために、
ドローンをファーストレスポンダー(緊急事態第一対応者)として活用する動きが広がっています。
この「Drones as First Response(DFR)」は、
24時間365日稼働可能な「箱入りドローン」の導入により、
ますます効果的なツールとなっています。
アメリカでは、
DFRプログラムを通じて、
警察や救急隊がドローンを活用し、
迅速かつ安全な対応が可能となっています。
例えば、
カリフォルニア州のチュラビスタ警察署では、
DFRの導入により、
緊急通報に対して平均94秒以内に現場へ到着し、
2,537件もの逮捕に繋がる成果を挙げています。
ヨーロッパでも、
ベルギーやスイスが最先端のドローンシステムを導入しており、
特にベルギーでは全土に70機の箱入りドローンを配備。
迅速な情報収集と効率的な緊急対応を実現しています。
これらのドローンはリモートで自律運用され、
5Gネットワークを利用してリアルタイムのデータを提供します。
さらに、
日本でも仙台市が津波避難広報ドローン事業を通じて24時間稼働可能な箱入りドローンを活用し、
災害時の初動対応に取り組んでいます。
このように、
DFRと箱入りドローンは、
災害対応の新たな時代を切り開いており、
その活躍は今後さらに広がっていくことでしょう。
参考記事
https://www.drone.jp/column/2024082815094496267.html
画像(https://www.drone.jp)
https://www.drone.jp/column/2024082815094496267.html