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喬木村3Dスキャン
災害時配送ルート作成プロジェクト

Drone Delivery Route Creation Project

地域の安全を空から支える。
喬木村の災害対策に向けた3Dスキャンプロジェクト。
スカイファイト松本では、喬木村と防災協定を締結するとともに、災害時に孤立の恐れがあるエリアや重要ルートを選定。
ドローンによる空撮と3Dスキャンを実施しました。
取得した高精度な地形データは、ドローン配送のルート選定や防災計画の最適化に活用され、緊急時の物資輸送や住民支援体制の強化に貢献します。
今後は、地域防災のDX推進や他地域への展開も視野に入れた取り組みとして発展していきます。
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プロジェクト概要

Overview
2025年3月、喬木村とASOLABはドローンを活用した防災協定を締結しました。
喬木村は山に囲まれ、一部地区は2020年の土砂崩れによって一時的に孤立した経緯を持つ、自然災害リスクの高い地域です。

本プロジェクトでは、実際に2020年に孤立した大島地区をゴールとするルートを対象に、ドローン搭載型レーザースキャナーによる約4km、面積にして約4haの広域3Dスキャンを実施しました。
取得した高精度な地形データをもとに、ドローンが安全かつ効率的に飛行可能な配送ルートの設計を行っています。

この取り組みは、災害時の迅速な物資搬送だけでなく、以下のような多角的な展開を視野に入れています。

防災活用:被災時の孤立リスクエリアの事前把握と対策支援
インフラ整備支援:未舗装路や山間部の地形把握による計画支援
地域DX推進:自治体主導のスマート防災・交通網構築の一環
教育・啓発:地形データの利活用による地域学習や防災教育の促進

作業の流れ

Flow

1. 空中レーザー測量

DJI Matrice 350RTKの商品画像

業務用大型ドローン(DJI Matrice 350 RTK)と、レーザー測量用カメラ(DJI Zenmuse L1)を使用。
レーザーによって草木を無視した地形データ(グラウンドデータ)を取得します。

2. 点群作成

ドローンで取得したデータを点群データに変換・合成。
1つ1つの点がそれぞれ座標と色情報を保有しています。

3. ルートシミュレート

緯度・軽度・標高といった正確な座標を持つ点群データを用いて安全な配送用ルートをシミュレートします。

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