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松本城3Dスキャンプロジェクト

Matsumoto Castle 3D Scanning Project

500年の歴史を次の世代へ。
松本城を丸ごとデジタル保存するプロジェクト。

スカイファイト松本では、ドローン空撮と地上レーザースキャナーを組み合わせ、松本城の3Dモデル化を実施しました。
長い歴史を持つ松本城のデジタル保存を可能にし、さらにVRやARなどを活用した新たな観光体験の可能性を広げています。

まずは松本城の3Dモデルを実際にご覧ください。

※WEB掲載用に詳細度を下げたモデルとなります。
※読み込みに時間がかかる場合がございます。
撮影協力: 松本観光コンベンション協会

プロジェクト概要

Overview

松本城は、江戸時代以前に築かれた五層六階の天守を持つ日本有数の国宝建築です。
地域の方に愛され、また観光スポットとしても大変人気で、日々多くの人で賑わっています。
そんな貴重な文化財を、未来にわたって正確かつ立体的に保存・継承することを目的に、スカイファイト松本では松本観光コンベンション協会と協力のもと、最先端のデジタル測量技術を用いて全体の3Dスキャンおよびモデリングを実施しました。

このプロジェクトは単なる記録保存にとどまらず、以下のような多目的な活用を視野に入れています。

文化財保全:災害時の復元支援・劣化状況の記録
観光活用:バーチャル観光やAR体験との連携
教育への活用:学校教育や博物館での教材として
設計・保守支援:建築分野での参考資料や修繕計画の支援

作業の流れ

Flow

1. 空中写真測量

DJI Matrice 350RTKの商品画像

業務用大型ドローン(DJI Matrice 350 RTK)と、フルサイズセンサー搭載の高解像度カメラ(DJI Zenmuse P1)を使用。
様々な角度から約2,000枚の写真を撮影しました。

2. 地上レーザー測量

ドローンからの撮影では死角となる部分や細かい部分を補足するため、2種類の地上レーザー(Leica RTC360, FJD Trion S1)で測量を行いました。

3. フォトグラメトリ合成

ドローンと地上で撮影した写真を合成し、点群と写真からテクスチャ付き3Dモデルを生成。
構造のディテールと、色・材質などの視覚的な情報を両立します。
十分な枚数の撮影と高解像度での撮影によって石垣などの細かいデティールまで再現。

4. ノイズ除去や水面補正

3Dモデルを作成する際に生じるノイズや、3Dモデル化が難しい水面の補正等を行います。

5. VR活用等

作成した3Dモデルを用いてVR・AR活用などの展開を行います。

お問い合わせ

Contact
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