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旧開智学校3Dスキャン・BIM化プロジェクト

Kaichi School 3D Scanning and BIM Project

明治の学び舎を未来へ継承。
旧開智学校を丸ごと3Dスキャン・デジタル保存。
スカイファイト松本では、ドローン空撮と地上レーザースキャナーを活用し、旧開智学校の詳細な3Dスキャンを実施。
得られたデータをもとに高精度なBIMモデルを作成し、歴史的建造物の保存・活用に向けた新たなアプローチを実現しています。
今後は教育・観光・文化財保全など、幅広い分野での利活用が期待されています。
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プロジェクト概要

Overview

旧開智学校は、明治初期に建設された擬洋風建築の代表例として知られ、国の重要文化財に指定されている歴史的建造物です。
松本の教育の象徴として地域に根差し、観光名所としても多くの人々に親しまれています。
この貴重な文化財を次世代に正確かつ立体的に伝えていくことを目的に、スカイファイト松本では松本観光コンベンション協会と協力し、ドローンと地上レーザースキャナーを活用した3DスキャンおよびBIMモデリングを行いました。

このプロジェクトは単なる記録にとどまらず、以下のような幅広い分野での活用を見据えています。

文化財保全:劣化状況の可視化や災害時の復元支援
観光活用:バーチャル見学やAR体験による魅力向上
教育への活用:建築・歴史・ICT教材としての応用
設計・保守支援:修繕計画や維持管理の効率化

作業の流れ

Flow

1. 空中写真測量

DJI Matrice 350RTKの商品画像

業務用大型ドローン(DJI Matrice 350 RTK)と、フルサイズセンサー搭載の高解像度カメラ(DJI Zenmuse P1)を使用。
様々な角度からの撮影を実施しました。

2. 地上レーザー測量

ドローンの使用できない室内に関して、2種類の地上レーザー(Leica RTC360, FJD Trion S1)で測量を行いました。

3. 点群作成

ドローンで撮影した写真から点群データを作成し、地上レーザーの点群データと合成。
1つ1つの点がそれぞれ座標と色情報を保有しています。

4. BIMモデル作成

正確な座標を持つ点群データを用いてBIMモデルを作成します
※協力: 株式会社風景デザイン研究所様

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