DIPSの“機体一覧が合わない”理由を徹底解説|3つの一覧の違いと揃えるべきポイントを実務視点で整理

DIPSの“機体一覧が合わない”理由を徹底解説|3つの一覧の違いと揃えるべきポイントを実務視点で整理

ドローン運用で欠かせない DIPS2.0。許可申請や操縦者設定をしていると、「画面ごとに機体一覧が違う……?」と感じることはありませんか。 実は、DIPSには・申請側(飛行許可・操縦者設定)・登録側(機体登録・所有者情報)という別々の仕組みがあり、一覧が揃わないのは正常な動きです。 本記事では、申請側で使う3つの機体一覧に絞って整理します。※登録側(機体登録システム)については、別記事で解説予定です。 1. DIPSに存在する3つの主要な“機体一覧”...
熊対策に備えた赤外線ドローンの見え方検証レポート(松本市)

熊対策に備えた赤外線ドローンの見え方検証レポート(松本市)

株式会社ASOLAB.(長野県松本市)は、2025年11月4日に赤外線カメラ搭載ドローンによる熱源(動物)検知テストを実施しました。 近年、株式会社ASOLAB.にも熊の出没に関する相談が寄せられており、実際に依頼を受けた際の緊急性を踏まえ、事前検証として“どの程度見えるのか”を確認することを目的としています。 今回は熊の代替として、犬を「熱源ターゲット」として森林付近に配置し、可視光・赤外線の双方で検知性を検証しました。 1. 背景と目的 地域での熊目撃情報の増加に伴い、「ドローンで熊を探せないか?」という相談が複数発生...
ドローン×SDK活用入門|できること・対応機種・活用の方向性

ドローン×SDK活用入門|できること・対応機種・活用の方向性

ドローン活用は、操縦や撮影だけでなく、業務の効率化やDXを見据えた運用へと広がっています。その中でも、今後のドローン活用を大きく前進させる可能性がある技術が SDK(Software Development Kit) です。 SDKを活用することで、ドローン運用の自動化やシステム連携が進み、これまで人が担ってきた作業や判断をサポートできるようになります。本記事では、SDKの基本とAPIとの関係、ドローンでできること、対応機種、活用の方向性をわかりやすく整理します。 1.SDKとは?まずは基本を整理 SDK(Software...
ゆうちょ銀行「トークン化預金」とステーブルコインJPYC ― 日本の“デジタル円”をわかりやすく解説

ゆうちょ銀行「トークン化預金」とステーブルコインJPYC ― 日本の“デジタル円”をわかりやすく解説

2025年、日本の“デジタル円”をめぐる動きが本格化しています。その中心にあるのが、ゆうちょ銀行が検討を進める「トークン化預金」と、民間企業が運用を始めたステーブルコイン「JPYC」の2つです。 どちらも「1円=1円」の価値を保ちながら、デジタル上で円を動かすという共通の目的を持っています。ただし、その仕組みも成り立ちも大きく異なります。 この記事では、ブロックチェーンを“道路”、デジタル通貨を“車”にたとえて、銀行発のトークン化預金と、民間発のステーブルコインJPYCが描く“2つのデジタル円のかたち”をやさしく整理していきます。...
ドローンでできる熊対策|赤外線カメラ・ズーム撮影で安全確認【2025年最新】

ドローンでできる熊対策|赤外線カメラ・ズーム撮影で安全確認【2025年最新】

近年は、赤外線カメラやズーム撮影といった機能を活かし、ドローンによる熊の発見・確認や警戒に取り組む動きが広がっています。 1. 背景:全国で増える熊の出没・被害 2025年は、熊の目撃や被害報告が全国的に急増しています。4月以降、人身被害は108件(重軽傷含む)、死亡者は9人と過去最多(2025年10月時点)に達しました。(出典:テレビ朝日ニュース(2025年10月)他)出没場所も山間部にとどまらず、住宅地や農地周辺など、これまで安全とされてきた地域にも広がっています。...